「海賊版カード」について
「海賊版カード」にご注意ください
近年、正規品ではない「海賊版タロットカード」「海賊版オラクルカード」「海賊版ルノルマンカード」が出回っているとの報告を受けております。
「海賊版カード」は、著者やイラストレーターが時間をかけて創造した苦労を踏みにじり、安易にお金を稼ぐ非道な行いです。正規品とは比べようのない粗悪なクオリティのカードを、無許可で市場に流通させ金銭を得るという行為は、卑劣で愚かな行為です。
※なお、当サイトで扱っているカードは、新品、中古品ともにメーカーが制作した正規品ばかりを厳選しております。ご安心してお買い求めください。
「海賊版カード」に関する基礎知識
- 「海賊版カード」はどこで売られているの?
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「海賊版カード」は、正規品に比べ品質が悪いことが大きな特徴です。
そのため、「海賊版カード」の業者の多くは、インターネットで販売せざるを得ません。ネット販売であれば、「写真の撮影の仕方」「商品説明の書き方」などで、正規品のように装うことが可能だからです。
そのため、正規品だと思ってカードを購入したものの、実際に届いてみたカードが海賊版で「あまりの質の悪さにびっくり」いうケースもでてきています。ネット通販でカードを購入する場合は、細心の注意が必要です。
- 大手ネット通販サイトで購入すれば大丈夫?
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大手ネット通販サイトも一概に安全とは言い切れません。「海賊カード」の専門サイトがあるわけでなく、わたしたちにとってなじみの深いサイトが販売の窓口になっているケースが一般的です。
以下は代表的な2つのパターンとその特徴です。
- 【1】日本を代表する大手ネット通販のサイト
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- ・サイト自体の信用度があるので、購入者が騙されやすい。
- ・商品点数が多く、一つひとつの商品に対して、サイト運営側の細かな対応が行き届かない。
- ・販売元は海外に拠点を構えていることも多く、購入してからの訴えは無視されてしまう。
- 【2】中古品取引サイト
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- ・名前や住所などの身元を隠して販売できるので、好都合。
- ・「会社名義がないと出品できない」ということがないので、個人でも参入しやすい。
まず、「海賊版カード」を誤って購入した人の多くは、「実物を見ることができていたら、買っていなかった・・・」「カードが届いてあまりの安っぽさに驚いた」と感想を持つことをご理解ください。つまり、インターネット通販だからこそ成立するのが「海賊版カード」です。
「正規品カード」と「海賊版カード」の10の見極めポイント
「海賊版カード」をつかまないためにはどうしたらよいでしょうか?
ご安心ください。ご紹介する10の見極めポイントを押さえておけば大丈夫です。
※PDF版は以下のボタンをクリックしてご覧ください。
動画でも分かりやすくご紹介しています。ぜひご覧ください!
海賊版カードを見極めるポイント
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商品の説明文を確認大手ネット通販でカードを購入する際、
「商品を説明する文章の日本語に違和感がある場合」は要注意「明らかに、日本人が書いたような文章でないもの」「自動翻訳のような説明文章」があったときは注意してください。こうした業者が「海賊版カード」を扱っているケースは高いです。海外の正規カードメーカーであれば、日本にある正規販売店を通じてカードを販売しているためこのようなことはありません。
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レビューの内容を確認「高評価ばかりが集まっている場合」は要注意
ネット通販に出品している業者のよし悪しは、レビューで知ることができます。ただ、「海賊版カード」を販売する業者は、サクラを使って高評価のレビューをつくることもありますので、高評価だけに惑わされないことは大事です。
レビューを見る時は、「長く通販を続けている業者かどうか?」をチェックするとよいでしょう。「長く仕事を続けている」ということは、お客様からの信用が、長い間あるということの証だからです。
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保証内容を確認「海外の品物のため、中身の保証ができません」には要注意
保証のないカードは、「海賊版カード」だと思っていただいて間違いないでしょう。正規品を流通させているカードメーカーは、印刷ミスや落丁があった場合は、きちんと交換してくれるはずです。「海外のメーカーが創っているから検品ミスがある」という理屈は、正規のカードメーカーではありえません。
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解説書がセットになっているか確認「解説書なし」や「QRコードで読み取り」の場合には要注意
「海賊版カード」の多くは解説書を「QRコードで読みとる形」で販売しています。これは、「海賊版カード」の制作の手間と物流コストをさげる目的があると想定されます。
購入しようと思っているカードが「解説書はQRコードで読み取る」という表記があった場合は要注意。購入しようとしているカードが「解説書とセットになっているものが他のショップにないか?」を調べることをおススメします。もちろん、解説書とセットになっているものが正規版です。
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サイズを確認「ポケット版」という表記に要注意
「海賊版カード」は正規版に比べて小さくつくられているのが一般的です。そのためか「オリジナル版より小さいポケット版」と表記をされることがよくあります。「ポケット版」という表記があった場合は、以下をお勧めします。
・「そのカードに、ポケット版が発売されているのかどうか?」ネット検索する
・「ポケット版」はメーカーが正規に出版したものですか?と販売者に質問をする -
パッケージに出版社名が入っているか確認「海賊版カード」には出版社の記載がありません
ほとんどのカードは、パッケージに出版した会社の名前が入っています。
購入を検討しているカード出版会社の名前が入っているかどうかを確認しましょう。販売業者と事前にやりとりができる場合は、以下の質問をしてみるとよいでしょう。質問例1:パッケージには出版社の名前が入っていますか?
質問例2:どちらの出版社が発行されたものですか? -
送付元業者を確認「サイトに出品している業者がカードを送ってくる場合」は要注意
ネット通販の商品の送付の仕方には以下の2つあります。
【1】サイト運営会社が直接カードを送ってくるケース
【2】サイトに出品している業者が送ってくるケース【1】のように運営会社が「海賊版カード」を送るとなれば大きな問題になってしまいます。そのため、「海賊版カード」の多くは、【2】のように「出品している業者」が直接カードを送ってくるケースがほとんどです。
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カード以外の他の取扱商品を確認「取扱商品分野に脈絡がない場合」は要注意
ネット通販では商品だけでなく業者に対しての選別も必要です。一つの業者がたくさんの商品を出品していることが一般的なので、カードを購入しようとしている業者が「カードの他にどのような商品を取り扱っているか?」を確認してみましょう。
分かりやすく「海賊版カード」ばかりを販売しているところもあります。または、出品している商品に脈絡がない」などの特徴を持つことも多いようです。商品の一覧を眺めるだけで「なんとなくおかしな業者だな」と感覚的に気づくこともあります。
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事前に質問をして疑問点を確認証拠が残るだけでなく、きちんとした回答が来れば安心できます
購入前に業者とやりとりができる場合は、積極的に質問してみましょう。
「海賊版カード」の業者にとって質問をされるのは面倒なことのようです。なぜなら、仮に虚偽の説明をした場合、証拠が残るからです。購入前の質問をしては、以下のようなものがおススメです。
質問例1:こちらの商品はオリジナルメーカーが作っている正規品ですか?
質問例2:仮に「海賊版カード」だとわかったら、無条件で返金してくれますか? -
購入した業者の情報は必ずメモしましょう!「海賊版カード」に泣き寝入りしないための防御策です
カードを使っているうちに「海賊版カード」だったことがわかることもあります。そのため、ネット通販でカードを購入した際は、「購入日、購入金額、購入業者」のメモをつくり、カードと一緒に保管しておくことをおススメします。
購入前に販売業者とやりとりをしたのであれば、そうしたメモも残しておくといいかもしれません。こうした情報があることで、返金ができたというケースもございます。
※「正規品カード」であっても、パッケージに出版社名が記載されていないカードや、QRコードでガイドブックを読み込むタイプのものもあります。あくまでも「海賊版カード」をつかまないための目安としてお使いください。
関連リンク
海賊版カードに関連する相談窓口
「海賊版カード」を誤って購入してしまった場合も、諦めずに窓口でご相談ください。
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● 特許庁「政府模造品・海賊版対策総合窓口」
https://www.jpo.go.jp/support/ipr/contact.html
模造品・海賊版に関するメール受付
電話及び面談による相談受付 -
● 国民生活センター 越境消費者センター
https://www.ccj.kokusen.go.jp/
海外ショッピングでトラブルにあった消費者のための相談窓口