説明
中国古典地理書『山海経』の世界を映した美しいタロット
中国に伝わる古代の地理書『山海経』をモチーフとしたタロットカードです。
『山海経』(せんがいきょう)は、戦国時代から秦朝・漢代(前4世紀-3世紀頃)に書かれたとされる中国古代の地理書で、各地の動物・植物・鉱物などの産物を記し、妖怪や神々など神話的なものも記述されているため、古代中国の自然観や神話研究の基礎的な資料として受け継がれています。
特に「五蔵山経」と呼ばれる本文の主要部分では、現代の儒教的思想を持たない、中国原始の山岳信仰を知ることができますが、現代に至るまでに儒教学者たちによって排除された部分も多いといいます。
長い歴史の中で、こうした編集・再構成が重ねられているため、謎も多く残されています。
カードに描き出された人物は神話の神々。美しい装飾品に飾り付けられたその姿は、権威と豊かさ、そして極められた美を知らしめています。
細部に渡って繊細に、緻密に描かれたリアルなイラストが、その荘厳な世界観を圧倒的なスケールで表現しています。
東洋のモチーフでありながら、随所に見られる西洋的な表現との重なりは、まさに、東洋神秘とタロットカードの融合そのもの。
中国古代神話の世界をファンタジックに描き出した、美しく幻想的なタロットカードです。
デジタルアートとして制作されたアートワークは、部分的にAIを用いてより瑞々しい表現にすることを目指しました。
ただ美しいだけではなく、モチーフとなっている神話や古代中国思想、そしてタロットカードの持つ象徴を含めるために、あくまで部分的にAIを用いるにとどめ、アーティストの手によって細部までこだわり抜かれた、奥行きのある世界観を実現しています。
伝統的なタロットカードと同様に、このタロットカードは、22枚の大アルカナと56枚の小アルカナで構成されています。
22枚の大アルカナには、『山海経』に記されている神々が描かれています。それぞれの物語には、西洋のタロットカードに暗示されるストーリーに、不思議と類似する点も見受けられます。
小アルカナは、
◯ワンド(杖)=神獣
◯カップ(杯)=神器
◯ソード(剣)=猛獣
◯ペンタクル(金貨)=神々の住まう領域(世界)
これらの4要素に分類されています。
ダウンロードできる日本語解説書には、それぞれのカードの物語が解説されているので、『山海経』の神秘的な世界のエッセンスに触れることができ、リーディングのサポートをしてくれるでしょう。
■商品仕様
内容:カード全78枚、日本語解説書PDF(ダウンロードQR)付き
パッケージサイズ:H122×W72×D32[mm]
カードサイズ:H70×W120[mm]
本体重量:約288g
カード加工:ニス(エンボス・天金・箔押し加工)
著者・作画:HeritEdge
発行:HeritEdge
レビュー
レビューはまだありません。