説明
■『ゴールデン ウィルト タロット』[GOLDEN WIRTH TAROT](Lo Scarabeo/イタリア)
1860年に生まれたスイスのオカルティストでありカバラ学者のオズワルド・ウィルトが制作したタロットカード。
マルセイユ版を下敷きにし、独自の象徴を加えてデザインされたこのカードは、
1889年の初版発表から現代に至るまで、多くのタロティストに愛されてきました。
魔術復興の象徴的存在となったエリファス・レヴィの説にならい、
22枚の大アルカナとヘブライ文字を対応させ、カード右下にそれぞれの文字が描かれています。
13番の「死」のカードは、カード名称とこのヘブライ文字は、イラストの中にとけ込むように描かれ、
他のカードとは異なるかたちで表記されています。
オカルト系タロットの決定版とも言えるこのタロット、
タロット占い上級者なら是非持っておきたい一品です。
22枚の大アルカナにはカードの通し番号、フランス語によるカード名称、ヘブライ文字が書かれています。
ただし「Le fou(愚者)」には番号が書かれていません。
カードの絵の背景はメタリックなゴールドカラー。
カードの裏面は正・逆の区別がつかないタイプで、
2枚の二匹の蛇が作る輪がクロスしているスタイリッシュなデザインです。
○仕様
・カード枚数:22枚
・カードサイズ:W80×H145 [mm]
・パッケージ:W110×H155×D20 [mm]
※日本語解説書は付属しておりません。
■『初めてでもよく分かるタロット&占星術入門』
占い用のカードとして最もスタンダードなタロットカード。
ゲーム用のカードを編集・再構築して占いに使われるようになった
18世紀から300年もの時が流れても、廃れることなく世界中で愛用されているツールです。
一方、その起源を遡ると古代バビロニアまでたどり着くと言われる占星術は、
当初は川の洪水の時期を予測したり、戦争をしかけて良い時期かどうかを判断する、
など国家レベルの問題を占うために活用されていました。
やがて、星座や惑星についての研究が進むと共に、占星術は発展を遂げ、
個人を対象とした未来予測やアドバイス、
自己探求の方法として活用されるようになっていきます。
このように、長きにわたって多くの人に愛されてきた
占術であるタロットカードと占星術の間には、実は密接な関わりがあります。
19世紀のヨーロッパの魔術団体「黄金の暁会(ゴールデンドーン)」が、
タロットと占星術の関係を明確に体系づけ、
大アルカナそれぞれに星座、または惑星を、
さらに小アルカナには星座と惑星を2つ1セットで対応させたのです。
この関連性を知ることで、カードの持つ意味を対応する星座や惑星が補足したり、
物事が発生する時期を示唆したりと、
今までよりも深い解釈ができるようになります。
タロット占いをステップアップさせたい、人とは違う占い方をしてみたい、
そんな願いを叶えるために、タロット&占星術の融合した世界に足を踏み入れてみませんか?
<仕様>
・サイズ:W89×H125 [mm]
・著者:山吹海帆(占術家)
・ページ数:44ページ(ソフトカバー)
・発行:株式会社ヴィジョナリー・カンパニー
著者プロフィール
山吹海帆
東京生まれ。
幼い時は健康上の理由で自宅で過ごすことが多く、その時に多くの書物に出会い、西洋オカルトと自然科学に興味を持つ。
中学生の時にタロットカードを見て興味を持ち、占いを始める。
その後、魔術やカバラなど、タロットカードを構成するさまざまなカルチャーを学び、数秘術、占星術を習得。
大学卒業後システムエンジニアとして働きながら占い師になり、
退職後、本格的に活動開始。
占いの技術だけでなく、占いの発生した文化的な背景を含めて研究し、
複数の占術を関連づけて総合的に結果を導くようにしている。
また、西洋オカルトの勉強の中で知った魔女に興味を持ち、
現在はヘイズ中村に師事しながら、現代を生きる魔女としてのライフスタイルを追求している。
また、長年のキャリアを活かして、
各種占い講座の開催、多くの占いコンテンツの監修にたずさわっている。
「占い師山吹海帆の掲示板」
https://mihoyamabuki.hatenablog.com/
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